へうげもの 第14話 『悲しみのミッドナイト・パープル』

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もっと戦いが続くと思ってた。
前回のやり取りで山崎の戦いは終わり、光秀は敗北と相成りました。
直臣以外はほぼ四散、駄賃代わりと食料の持ち出し(=つまり横領)も相次ぎ兵糧も尽きました。
芋茎(ずいき)の縄と味噌だけの粗末な味噌汁だけで飢えを凌ぐ有様が「最後の晩餐」を彷彿とさせます。

敗走中の貧しい食事にも関わらず、明智勢の雰囲気は非常に良いですね。
これも光秀の人徳でしょうか。
実際光秀は部下の面倒見が大変良く、怪我をした配下への見舞いの書状が何枚も残っている。
戦国武将でもここまで気遣いが出来た人物は稀だそうです。
その為直臣は最期まで光秀に付き従った人物が大半だとか。

更に内政でも手腕を発揮、領民にも大変慕われていた。
嘗ての領地である亀岡市や福知山市では大河ドラマで光秀をやって欲しいと署名活動までやっています。
大河ドラマ「明智光秀」これは是非見てみたい。
特に謎が多い前半生がどう描かれるのか凄く興味がありますね。 

一筋の光明。
史実だと逃亡途中に土民の落ち武者狩りに遭って命を落とした光秀。
へうげものでは何と叡山が使者を差し向け、光秀の保護を申し出てくる。
秀吉より光秀の方が仏教の保護に熱心であろうという目算からです。

言うまでもありませんが、光秀は信長による叡山焼き討ちに参加しています。
堂塔伽藍の悉くを焼き、生くるもの無からしめよ。
女子供も含めた撫で斬り(=皆殺し)という悲惨極まる光景だったと言われています。

これに加わった光秀を敢えて助ける。
光秀自身は本意でなかったという意を汲んでの救いの手だった。
しかし叡山も一枚岩という訳では無い様で、使者二人のうち若い僧侶は光秀に批判的。

やりたくないのに焼き討ちに参加した光秀。
助けたくないのに光秀救出に来た若い僧。
みんな思い通りには行かないんですね。

家康どうすんの。
手勢を連れて光秀に加担すべく京へ向かった家康ですが、既に光秀が敗走したことを知ってしまう。
その上で羽柴勢が4万にまで膨れ上がったという報告まで入ってくる。

・光秀とどこで会えるか分からない。
・既に負けているので今から肩入れしても焼け石に水。

心情的には明智に手を貸したいけど、もうどうにもならない。
道理だけで秀吉に抗うことも出来ない。 
何とも無念です。

左介丸坊主。
そして我らが左介は何処で何をしているかと言うと、秀吉の命により坂本城下に居ました。
留守を預かる明智秀満の名物明け渡しの鑑定人に狩り出されていた。
先週の秀吉に続けとばかりに頭を丸めての登場です。
細川親子から始まって、坊主になる事で信長への喪に服しているという忠誠心のアピールでしょうか。

信長に及ばないにせよ旧来の左介なら垂涎の名物を前にしながら今一つ興奮しない左介。
どうやら左介の数寄は信長の数寄に乗っかったものだと気付いたみたいですね。
ここから独自の数寄に目覚めていく切っ掛けになるんでしょうか。

左介の姿を認めた秀満は、先日の口論のお返しとばかりに八角茶釜を大遠投。
見事左介のハゲ頭に命中して憂さ晴らしするのが笑えます。

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月さびよ、明智が妻の話せん・・・。
襲い来る落ち武者狩りの土民を退け、その途上で何人も部下を失いながら叡山を目指す光秀。
迎えの僧兵と合流して一安心と思いきや、彼らも光秀に襲い掛かる。
叡山も一枚岩ではなかったと先ほど言いましたが、口ではなく槍を突き出してくる武闘派も居たのでした。
悪態を付いた若い僧侶を敢えて庇い、光秀は槍の餌食となってしまう。
最期まで光秀は弱きを助ける正義の人なのでした。
下の句など、蛇足・・・。
上の句だけの辞世を唱え、遂に謀反人・明智光秀は斃れます。
なおも襲い掛かる僧兵に一撃を加えたのは、少数で京を目指していた家康だった。
というところで次回です。 

信長に続き光秀も倒れ、いよいよ秀吉の天下へと移り変わっていく。
その中で家康や左介がどう身を処していくのか、まだまだ興味は尽きませんね。
因みに「月さびよ・・・」は本来後世の俳人・松雄芭蕉が歌ったもので、明智光秀の妻煕子による内助の功が元になって居ます。

次回はへうげもの 第15話 『時代は変わる』です。 

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メルクマール - へうげもの 第14話 『悲しみのミッドナイト・パープル』 感想 (2011年7月 9日 21:43)

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EVERY LITTLE THING - へうげもの 14話 感想 (2011年7月10日 06:23)

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にわか屋 - 【へうげもの】14話 明智様ぁぁぁぁぁぁ!! (2011年7月11日 02:17)

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